「FX会社がたくさんありすぎて、どれを選べば良いのか分からない…!」
このようにお悩みの初心者の方は多いのではないでしょうか。実際、数多くあるFX会社の中から自分に合った1社を絞りこむのは大変です。
今回は数あるFX会社の中から「スプレッドの狭さ」「スワップポイントの高さ」「サポートの充実ぶり」などが優秀で初心者におすすめできるFX会社を8つご紹介します。
自分に合ったFX会社の選び方も紹介しているので、今後の口座開設にお役立てください。
FX口座開設におすすめのFX会社比較一覧表
GMOクリック証券 | みんなのFX | DMM FX | 外為どっとコム | SBI FXトレード | ヒロセ通商 | 外為 オンライン | MATSUI FX | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
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通貨ペア | 20 | 27 | 20 | 30 | 34 | 51 | 26 | 20 |
スマホ アプリ | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり | あり |
最小 取引単位 | 10,000 | 1,000 | 10,000 | 1,000 | 1 | 1,000 | 1,000 | 1 |
スプレッド 米ドル/円 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.2銭 | 0.09銭~ | 0.2銭 | 0.9銭 | 0.2銭 |
デモ トレード | 可能 | 可能 | 可能 | 可能 | 不可 | 可能 | 可能 | 可能 |
公式 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
FX口座開設におすすめのFX会社比較ランキング
数あるなかでも、使いやすさやサポート体制、コストの安さなどを考慮したおすすめのFX会社をランキング形式でご紹介します。
GMOクリック証券

【おすすめポイント】
- 大手GMOグループの圧倒的な安心感
- FX取引高で9年連続の1位を獲得
- 業界でも最狭水準のスプレッド
- 各種手数料は0円
GMOクリック証券は月間取引数ナンバー1の実績を持ち、9年連続でFX取引高1位の座にあるFX会社です。大手の安心感を得たい方には最適な会社といえるでしょう。
人気の理由はいくつもありますが、例えば「コストの安さ」です。取引手数料は0円で、全通貨のスプレッドも業界最狭水準と、1日に何度も取引する方ほど安さを実感できます。
PC・スマホのツール・アプリが多機能で使いやすいことで、取引チャンスを逃さない点も中級者以上に支持されています。
FX取引だけでなく、株式投資や投資信託、先物取引、CFDなどを同一のアカウントで取引できるため、将来的にFX以外にチャレンジしたい方にも向いています。
通貨ペア | 20種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 10,000通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.2銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
みんなのFX

【おすすめポイント】
- 1,000通貨単位で取引できる
- スワップポイントが高い
- 高金利通貨でスプレッドが狭い
みんなのFXは、2022年版のみんかぶFX会社年間ランキング「総合ランキング」で1位に輝いたFX会社です。
主要通貨ペアで業界最狭クラスのスプレッドが設定されているだけでなく、高金利通貨のスプレッドも狭い設定になっています。名前の通り初心者から上級者までみんなが使いやすいFX会社です。スワップポイントは高水準な点が大きな特徴であり、長期的に通貨ペアを保有するスイングトレードや長期投資に向いています。
全通貨ペアが1,000通貨で取引できる点、コールセンターによる電話問い合わせができる点も初心者におすすめです。
通貨ペア | 27種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.2銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
DMM FX

【おすすめポイント】
- 口座開設数80万以上の大手
- 最短1時間で口座開設が完了する
- 24時間のサポート体制
DMM FXは口座開設数が80万を超える、日本でもトップクラスの大きなFX会社です。申込から取引開始まで最短1時間で完了するのも魅力で、「今すぐにでも取引を開始したい」という方には有力な選択肢になります。
平日24時間いつでもLINEからサポートデスクへ連絡でき、操作方法などを解説してくれるので、深夜に集中してFX取引をしたい方でもサポートを受けられます。
ただし、通貨単位が10,000通貨という点がネックです。自己資金を多く持っている方向けといえます。
通貨ペア | 20種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 10,000通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.2銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
外為どっとコム

【おすすめポイント】
- 最高評価のサポート体制
- 1,000通貨単位で取引できる
- FXオンラインセミナーを開催
外為どっとコムは口座開設手数料、維持手数料、入出金手数料がいずれも0円で利用できるFX会社です。サポート体制が充実している、HDI格付調査「Webサポート/問い合わせ窓口(電話)部門」で最高評価の3つ星を獲得しています。
ロシアルーブル/円やスウェーデンクローナ/円などのマイナー通貨にも対応しており、メジャー通貨以外に手を出したい中級者にもおすすめです。
スワップポイントも高水準で、高金利通貨として有名なメキシコペソや南アフリカランドによる長期投資にも向いています。
外国為替専門のシンクタンクである「外為どっとコム総合研究所」もあり、情報力を重視する投資家でも安心して取引できるFX会社といえます。
通貨ペア | 30種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.2銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
SBI FXトレード

【おすすめポイント】
- 1通貨単位から取引できる
- 業界最狭水準のスプレッド
- 取引手数料が無料
SBI FXトレードはネット証券最大手のSBI証券と同じく、SBIグループの傘下企業です。その特徴はなんといっても「1通貨単位」で取引できるところでしょう。
人気の米ドル/円やユーロ/円をわずか1通貨から取引できるので、レバレッジを駆使すれば約5円から取引が可能です。資金量が少ない初心者にもおすすめできます。
スプレッドも他社に負けない狭さです。1~1,000通貨注文までの「米ドル/円」について、他社よりも狭いスプレッドである「0.09銭~」で発注できます。
通貨ペア数も34通貨と、大手FX会社と比較しても多いです。将来的にマイナー通貨ペアにチャレンジしたい方にもおすすめできます。
通貨ペア | 34種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 1通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.09銭~ |
デモトレード | 不可 |
※2022年5月2日現在
ヒロセ通商(LION FX)

【おすすめポイント】
- 2021年のオリコン顧客満足度ランキングで第1位を獲得
- 約定スピードが速い
- 業界最高クラスの取扱通貨ペア数
LION FXはオリコン顧客満足度ランキング「FX取引総合」で1位に輝いたFX口座です。
特徴はなんといっても取扱通貨ペアが多いことです。大半のFX会社で20~25種類、多くても40種類以下のところ、LION FXは51通貨ペアを揃えています。マイナー通貨の品揃えが豊富で、将来的にメジャー通貨以外に手を出したい方に向いています。
また、約定スピードも最速0.001秒と高速です。取引のチャンスを逃がさないため、スキャルピングを始めとした短期売買でも独自の強さを発揮します。
さらに、他通貨トリガー注文ができるのも注目に値します。他通貨トリガー注文は通貨の相関関係を利用したトレードで、「A通貨ペアが●円になったらB通貨ペアを注文する」という取引が可能です。
通貨ペア | 51種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.2銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
外為オンライン

【おすすめポイント】
- 1,000通貨から取引できる
- 初心者から上級者まで使いやすいツールがある
外為オンラインは情報の豊富さに定評があるFX会社です。FXのニュースは3社、外為レポートはプロのアナリストによって作成されており、充実した情報を手に入れたい投資家にとって強い味方になります。FX勉強用のコンテンツも用意されており、初心者が知識を身につけるにはぴったりです。
また、外為オンラインでは「iサイクル2取引」とよばれる自動売買ツールも完備しており、普段は仕事で忙しい方でも自動で取引を進められます。
学習コンテンツをはじめとした初心者向けの情報と、高機能なチャートや特殊な注文方法を持つ万能なFX会社です。
通貨ペア | 26種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 1,000通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.9銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
MATSUI FX

【おすすめポイント】
- 1通貨単位から取引できる
- レバレッジを自由に設定できる
- サポート体制が万全
MATSUI FXはSBI FXと並び、数少ない1通貨単位から取引できるFX会社です。老舗の証券会社である松井証券が運営しており、安心して取引に臨めるでしょう。
レバレッジを1倍・5倍・10倍・25倍の4種類から自由に選択できるのも特徴で、自身のレベルに合わせてリスクをとることができます。
夜間でも問い合わせに対応する万全なサポート体制も魅力です。すでにMATSUI FXで口座を開設した利用者であれば、平日7:00~24:00までサポートを受けられます。仕事終わりに取引を楽しみたい方が分からないことがある場合でも安心です。
通貨ペア | 20種類 |
スマホアプリ | あり |
最小取引単位 | 1通貨 |
スプレッド(米ドル/円)※ | 0.2銭 |
デモトレード | 可能 |
※2022年5月2日現在
選べない方向け!目的別に最適なFX会社

おすすめのFX会社について8社を一気に紹介してきました。いずれのFX会社もメリット・特徴が多く、どれを選べば良いのか分からない方もいるでしょう。
そこで、利用者の目的別におすすめのFX会社を絞って紹介します。
取引コストをできるだけ抑えたい方におすすめのFX会社
取引コストをできるだけ抑えたいなら「MATSUI FX」「SBI FXトレード」がおすすめです。どちらのFX会社も1通貨単位から取引できます。
2022年5月3日現在、1米ドルは129.83円です。1通貨単位で取引できるこれら2社ならわずか130円以下で取引できるだけでなく、レバレッジのかけ方によっては約5円で取引できてしまいます。
特にMATSUI FXでは1倍、5倍、10倍、25倍の4つのレバレッジから選ぶことができます。投資の経験によってレバレッジをコントロールできるので、始めたての初心者でもリスクを抑えた取引が可能です。
通貨ペアがとにかく充実したFX会社
国内のFX会社であれば、「LION FX(ヒロセ通商)」がおすすめです。取扱い通貨ペアは国内最大級の51通貨。世界中のマイナー通貨を幅広くカバーしており、約定スピードも速いため万人におすすめできます。
ただ、今回は詳しく紹介していませんが、外資系のFX会社であれば国内FX会社とは比較にならない通貨ペア数を扱っている場合があります。
- IG証券:97通貨ペア
- サクソバンク証券:158通貨ペア
日本の大手FX会社の通貨ペアが20前後であることを考えると圧倒的な通貨ペア数です。ただし、日本人向けに特化したサービスを提供する国内のFX会社と比較すると使いにくいと感じることも多く、中上級者向けです。
初心者の方は、まずはLION FXから始めて見ると良いでしょう。
スマホアプリのトレードにオススメの会社
現在は各FX会社が優良なアプリやツールを提供しているため絞り込むのは難しいですが、編集部のイチオシは「みんなのFX」です。
直感的に操作できるスマホ画面が見やすいと好評で、パソコンで取引しているようなイメージで取引できます。スピード注文やクイック決済にも対応しており、売買したいタイミングですぐに発注することが可能です。
「移動平均線」「一目均衡表」など、初心者から上級者まで人気のテクニカル指標を搭載しているのも魅力。サポートやレジスタンスなど描画機能も充実しており、アプリで本格的なチャート分析ができます。
FX会社の選び方・比較ポイント
数ある中でもおすすめのFX会社を何社か紹介してきましたが、中には「自分に合っているFX会社が分からない」「後悔したくないから、最初のFX会社はもっとじっくり考えたい」という方もいるでしょう。
ここでは自分に適したFX会社を見つけるヒントになる選び方・比較ポイントを紹介します。
通貨ペアの豊富さ
通貨ペアは、FXで売買する通貨の組み合わせのことです。「米ドル/円」のようにスラッシュ(/)で区切られており、通貨名は通貨コード(アルファベット)で表記されることが一般的です。
多くの国内FX業者では数ある通貨ペアの中から、20種類前後のペアが提供されます。
初心者が米ドル/円、ユーロ/円のようなメジャー通貨で取引するだけならどこを選んでも問題はありませんが、いずれマイナーな通貨で取引をしてみたいなら通貨ペアが多いFX会社がおすすめです。
なかには「スウェーデンクローナ」「ハンガリーフォリント」など、他社で滅多に扱わないマイナーな通貨を選べることもあります。通貨ペアが豊富なら必ず利益になるわけではありませんが、取引の幅が広がるのがメリットです。
サブのFX口座を開設してマイナー通貨はそちらで取引するという手もありますが、1社目の通貨ペアも多いに越したことはないでしょう。
最小取引単位
初心者が気を付けたいのは「取引の最小単位」です。最小取引単位は通貨を売買するときの最低購入額のことで、値が小さいほど少額で取引できます。
以前主流だった最小取引単位10,000通貨単位の場合、米ドル/円の取引で100~130万円くらいの自己資金が必要(レバレッジをかけないケース)です。
最近は1,000通貨単位で取引できるFX会社も少なくありません。レバレッジを最大25倍までかけた場合に必要な自己資金は以下のとおりです。
- 最低取引金額が10,000通貨:40,000円~
- 最低取引金額が1,000通貨:4,000円~
1,000通貨単位で取引できる会社なら、10,000通貨単位の10分の1の資金でFXにチャレンジできます。
さらに最近では1通貨単位で取引できるFX会社も登場しています。FXに必要な自己資金はますます少額になりつつあります。
ただし、1通貨程度の少額では損失も小さい反面、利益もほとんど得られません。自身の資金力に合っていれば1,000通貨でも十分に取引できるでしょう。
スワップポイントの高さ
短期的に売買を繰り返すスタイル以外にも、利益を得る方法はたくさんあります。同じポジションを長期で保有することで利益を狙いたい方は「スワップポイントの高さ」に注目しましょう。
FXは通貨を保有する期間中、毎日スワップポイントが付与されます。スワップポイントが高いほど長期投資に有利です。
同じ通貨ペアでも、FX会社によって付与されるスワップポイントは全く異なります。狙っている通貨ペアのスワップポイントができるだけ高い会社を選びましょう。
今回紹介したFX会社で、高金利通貨として有名な「トルコリラ/円」のスワップポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
FX会社名 | トルコリラ/円のスワップポイント (2022年4月25日現在) |
---|---|
GMOクリック証券 | 17 |
みんなのFX | 20 |
DMM FX | 取扱いなし |
外為どっとコム | 18 |
SBI FXトレード | 51(3営業日分) |
ヒロセ通商 | 20 |
外為オンライン | 取扱いなし |
MATSUI FX | 23 |
※10,000通貨単位
スプレッドの狭さ
スプレッドは、買値(BID)と売値(ASK)の差額のことです。高い・安いではなく、広い・狭いで表現されます。
手数料が無料とされているFX会社は多いですが、実質的にスプレッドが手数料にあたります。BIDレートが130.508円、ASKレートが130.510円となっていれば、スプレッドは0.2銭です。
スプレッドが狭いほど、取引のたびにかかる実質的な手数料が安くなります。特にデイトレードやスキャルピングなど取引回数が多いスタイルを選ぶ場合、スプレッドの狭さは利益に直結します。
おすすめのFX会社の項で紹介した各社のスプレッドをまとめておくので、FX会社選びの参考にしてください。
FX会社名 | 米ドル/円のスプレッド(2022年5月3日現在) |
---|---|
GMOクリック証券 | 0.2銭 |
みんなのFX | 0.2銭 |
DMM FX | 0.2銭 |
外為どっとコム | 0.2銭 |
SBI FXトレード | 0.09銭~ |
ヒロセ通商 | 0.2銭 |
外為オンライン | 0.9銭 |
MATSUI FX | 0.2銭 |
トレードにかかる出費を減らして最大限の利益を狙うためにも、スプレッドができるだけ狭いFX会社を選びましょう。
安全性
今後長期間にわたって少なくない資産を預けることになるわけですから、FX会社の安全性も重要な要素です。FX会社がいかにして預かった資産を管理するか、事前によくチェックしておきましょう。
資産を分散管理していれば、もしFX会社が倒産した場合でも資産がなくなるリスクが少なくなります。
歴史が長ければ、それだけ長い間大きなトラブルなく運営できていることになりますし、口座開設数が多いなら、多くの方が安心して口座を開設している証ともいえます。
トラブル時のサポート体制
初心者の場合、トラブルが発生したときにアドバイスをもらえないのは何とも心細いでしょう。そこで、FX会社選びではサポート体制の充実度も重要になってきます。
ただし、サポートがメールだけの会社では、迅速なサポートが得られない可能性もあります。できればチャットや電話でリアルタイムにサポートを受けられる会社を選びたいものです。
取引ツールの便利さ
FX会社は競うようにサービスを拡充させているため、比べてみてもサービス内容に差が見られないこともあります。その場合は、取引ツールの便利さ・使いやすさに着目しましょう。
FX会社ごとに利用できるツールは異なり、使い勝手も千差万別です。最近ではパソコン画面だけでなくアプリを使って取引するケースもありますが、アプリはパソコン以上に使い勝手の良さがスムーズな取引に直結します。
パソコンよりも画面が小さいため、文字が小さいなど使いにくい部分があるとストレスになるうえ、「新規注文が遅れる」など取引チャンスを逃す弊害も生まれます。
デモトレードの有無
FXを始める方の中には、いきなり自分のお金を使って取引することに不安を感じる方も多いでしょう。慣れない中で本番に突入して、操作ミスやチャンスロスで損失が発生することもあるかもしれません。
そこで、最初はデモトレードを使った練習をおすすめします。
デモトレードはFX取引を疑似的に体験できるサービスのことです。架空の資金を使い、取引を体験できます。デモトレードで大きな損失を被ったとしても自分のお金が減ることはありません。存分に練習して画面操作に慣れてから本番に突入しましょう。
ただし、あくまでも疑似的なお金を利用したシミュレーションですから、緊張感に欠けます。ゲーム感覚で無理なレバレッジをかける癖がつくと、本番に影響することも考えられます。
あくまでも操作に慣れるための第一歩と割り切り、慣れたら少額取引に切り替えましょう。利益を得るために知識が身につくのも早くなりますよ。
FX口座のおすすめな始め方・口座開設の方法
FX口座を開設する方法は、いざ始めてみれば難しいものではありません。ただ、初めてFXにチャレンジする方には高いハードルに感じてしまうこともあるでしょう。
ここではFXを始めるために必要な口座開設の流れと方法について解説します。
まずは今回紹介したFX会社を中心にサービス内容をチェックし、登録したいFX口座を決めましょう。口座を決めたらアカウントの作成に進みます。
FX口座のアカウントを作成するためには、口座開設を完了させる必要があります。
申込を開始すると口座開設に必要な情報を入力するフォームがあるので、以下の情報を入力して先に進みましょう。
- 個人情報
- 勤務先情報
- 収入・資産などの状況
収入・資産の状況は現在の収入や金融資産、これまでのFXの経験などが聞かれます。あまりに資産が少ない場合、FXができる環境ではないと判断されて口座を作れない可能性もゼロではありません。とはいえ多くの場合は問題なく審査に通るので、正直に申告しましょう。
口座開設に必要な書類
個人情報を証明するため、FX口座ではいくつかの書類を提出することになります。主に必要になるのは以下のような書類です。
- 本人確認書類
- マイナンバー書類
本人確認書類はFX口座によって提出できる書類に若干の違いが見られる場合がありますが、運転免許証や個人番号カードがあればどこでも問題ありません。パスポートや在留カード、住民基本台帳カードも利用できます。
顔写真つきの本人確認書類がない場合は健康保険証でもOKです。ただし、顔写真がないと2種類の本人確認書類が必要なことがあります。その場合は住民票の写し、印鑑登録証明書などを利用しましょう。
マイナンバー書類は FX会社にマイナンバーを通知するための書類です。個人番号カードや通知カード、個人番号付きの住民票などが求められます。
申込を完了すると審査が行われ、無事に通過できればログイン用IDとパスワードが送られます。
FX業者によってメールで提供される場合もあれば、簡易書留による郵送のケースもあります。書留が到着するまでには発送から1~2日必要なので、すぐに取引できない点には注意が必要です。
IDとパスワードを使ってログインができれば取引の準備は完了です。最初に取引するための通貨を入金すれば売買を始められます。
入金方法は大きく分けて「銀行振込」「クイック入金」の2種類です。クイック入金は、ネットバンキングを持っている方が利用できる方法で、入金手続きを速やかに済ませられます。
入金ができたら取引する銘柄を選択し、通貨量を選択して売買を行います。
選んだ通貨ペアやチャートを確認して、「買い」「売り」のどちらから取引を始めるかを決定しましょう。現在が高値にあって今後下落すると予想するなら売りから始め、現在が安値で今後は値上がりすると思うなら買いから入るといった具合です。
どの通貨ペアを選ぶかによって、利益が出るかどうかが変わります。最初は値動きが比較的安定している米ドル/円やユーロ/円がおすすめです。メジャーな通貨は取引数が多く、安定した値動きが期待できます。マイナー通貨ペアは取引量が少ないため、何かのきっかけで暴騰・暴落の可能性もあります。
口座開設におすすめのFX会社比較に関するQ&A
最後に、口座開設におすすめのFX会社の比較に関して、初心者の方が疑問に感じやすい点と回答をまとめました。
- 少額で始められるおすすめのFX会社は?
-
今回紹介したFX会社の多くは最小取引単位が1,000通貨に設定されており、最小取引単位が10,000通貨のFX会社と比べれば10分の1の資金量で取引を始められます。なかには1通貨単位で取引できるFX会社もあり、できるだけ少額で投資したい方にはおすすめです。
1通貨単位で取引できるのは、以下のようなFX会社です。- MATSUI FX
- SBI FXトレード
例えば米ドル/円なら1ドルから取引が可能です。2022年5月3日現在は1ドル約130円ですから、レバレッジなしでも130円もあれば取引できてしまいます。
- 初心者におすすめの通貨ペアは何ですか?
-
FXを始めたばかりの初心者におすすめできる通貨ペアは、以下の3つです。
- 米ドル/円
- ユーロ/円
- ユーロ/米ドル
特に初心者におすすめなのは米ドル/円です。日本とアメリカの情報は入手しやすく、欧州通貨(ユーロやポンドなど)と比べて値動が激しくなく、適度なボラティリティ(価格変動の上下)もあります。
- 自動売買ができるFX会社はありますか?
-
今回紹介した中では、以下のFX会社で自動売買ツールが利用できます。
- みんなのFX(みんなのシストレ)
- 外為オンライン(iサイクル2取引)
みんなのシストレは、みんなのFXと同時開設ができるツールです。手数料が無料で、選択型・リピート型など複数のシステムから好きなものを選んで始められます。
外為オンラインではiサイクル2取引と呼ばれる自動売買ツールを提供しています。システムを最初に設定するだけで、利用者に代わって24時間取引を行ってくれます。常にチャートをチェックする時間が無くても。為替変動をシステムが関知することで自動で売買が可能です。
FXの自動売買については以下の記事で詳細に解説しているので、自動売買に興味があれば合わせてご覧ください。
まとめ
今回は数あるFX会社の中から初心者におすすめできるFX会社を8つ紹介しました。
FX会社ごとにサービスは千差万別ですが、長く取引を続けるなら「スプレッドの安さ」「通貨ペアの多さ」「スワップポイントの高さ」「サポート体制の充実度」などは特に重視したいポイントです。
今回紹介したFX会社であればどこを選んでも間違いはありませんが、より自身に合ったFX会社を選べるように比較を進めていきましょう。