この度、「女性の活躍推進に関する取組の実施状況等が優良な事業主」として女性活躍推進における取り組みを評価され、厚生労働大臣より「えるぼし認定」の最高位である3 つ星を1 月26 日(木)にて受けましたのでお知らせいたします。
2016 年4 月に施行された女性活躍推進法により、企業は自社の女性活躍の状況及び課題を把握し、具体的な行動計画を策定し、女性活躍に関する情報の公開を求められるようになりました。
日本企業の女性役員の比率は右肩上がりで伸びており、企業はこぞって女性活躍のための制度設計を進めています。
「えるぼし」とは、厚生労働大臣が評価基準に応じて企業の女性活躍推進の取り組みを評価し、認定を行う制度です。
行動計画の策定・届出を行った企業の中から、女性の積極採用、継続就業、長時間労働の是正、管理職比率や多様なキャリアコースなどの評価基準を満たす項目数に応じて評価が行われます。
認定を受けた企業は「えるぼし」のマークを広告や自社製品、名刺上で使用できます。
当社は売上、利益の向上を目指す「経営戦略」の一環として、女性役職者比率を2020 年までに30%以上まで引き上げるという目標を設定し、数々の女性活躍推進のための取り組みを行ってまいりました。
具体的には、「女性活躍推進委員会」を発足し、女性役職者や、パパママ社員を中心に
「女性が働きやすい環境」をテーマに掲げ議論し、ここで話し合われた内容を元に短時間労働者の賃金見直しやママ社員の特別休暇の付与等、女性が活躍できる環境を整える施策を実行しています。
また、「ママコミュ会」を定期的に開催し、休職中のママ社員や人事担当者を交えて交流会を実施し、育児に関する情報交換並びに育児休業復帰後の社内制度について話し合いの場を持っています。
さらに、女性の働きやすい環境を作るには男性の働き方も変える必要があるという観点から、厚生労働省による「イクメンプロジェクト」サポーターを宣言し、子育てに理解がある上司“イクボス”の育成を積極的に行い、子育てサポート企業として「プラチナくるみん」の認定を取得するなど、性別の関係なく全ての人のワーク・ライフ・バランスを考えた多様な働き方を推進しています。これらの取り組みの成果として、女性管理職の比率は金融業界の平均である8%を大きく上回り17%と高い効果を上げております。(※1)
このような取り組みの積み重ねによって、今回「えるぼし」の評価段階で最高位の3 つ星認定を受けることができました。
※1 厚生労働省「産業別 管理職に占める女性労働者の割合平均値」(28年6月30日認定申請書受
理分まで)
当社は女性だけでなく、男性も含めたダイバーシティのある働きやすい企業を目指し、「経営戦略」として、男女両方の能力を最大限に引き出せる環境を追及していき、そのために、今後もさらに“社員目線”での施策の策定や改革を推進していきます。
【これまでの女性活躍推進関連の取り組み】
・女性活躍推進委員会を立ち上げ、「女性の働きやすい環境」などの議題について議論し制度設計
・2015 年度から採用時の女性比率は50%以上で推移し、男女ともに活躍できる環境・仕組みの構築を追求
・休職中のママ社員や、復帰後のママ社員、人事担当者などによる交流会を定期開催
・社員同士の結婚時や出産時に一時金を支給
・2015 年12 月に厚生労働省「イクメンプロジェクト」イクメンサポーターを宣言し、イクメンを育成
・2016 年2 月「イクボス企業同盟」へ加盟し新しい時代の理想の上司“イクボス”を育成
・女性社員同士の意見交換会である『Woman Innovation Meeting』を毎月定例開催
・全社員を対象にしたES 調査により、社員の満足度や意向を把握し、今後の課題を検証
・福利厚生サービス「ベネフィット・ステーション」を活用し、託児所やベビーシッター利用を支援